ドゥルガー神

ドゥルガーと言う言葉には「近づき難い女神」と言う意味を持ちます。
元々ドゥルガー神は土着信仰の中にあり、悪魔を殺して酒や肉を好み、獣の生贄を求める女神とされていました。 その後、困難から人を救う女神・航海の神とされていきます。

  

ドゥルガー神誕生のお話。
インドの古い神様と、魔界の率いる軍隊との戦いがありました。
苦戦を強いられた神様達は、シヴァ神・ヴィシュヌ神・ブラフマー神などに救援を求め、それに応じた神々が一体となり、 怒りの光を放つと、その中から一人の女神(ドゥルガー神)が生まれました。
神様達は喜び、シヴァ神は三叉戟・クリシュナ神は円盤・ヴァルナ神は法螺貝・アグニ神は槍・ブラフマー神は水瓶などと、 乗り物としてライオンなどを与えました。
ドゥルガー神は神々に期待に答え、見事に魔界の率いる軍隊に勝利したと言うことです。

  

一般にドゥルガー神は虎やライオンに乗り、手にはいろいろな武器をもった美しい女神の姿や、水牛の悪魔と戦っている姿で描かれます。