マンジュシュリー(文殊菩薩)

マンジュシュリー(文殊菩薩)は、慈悲の菩薩であり智慧の菩薩でもあります。
智慧とは知識のことではなく、実際の事柄対応する判断力や参謀としての知恵など、正しい物事を見極めると言うこと。

  

マンジュシュリーを音写して、文殊師利または曼殊室利とされ、日本では文殊菩薩となってきたようです。
マンジュシュリー(文殊菩薩)は、バラモンの頃に実在した人物が、時代が進むにつれて神格化したそうです。 その人物は、舎衛国のバラモンの子と言われて、仏典の編纂に関わった人物と言うことです。

  

一般にマンジュシュリー(文殊菩薩)は、智慧を象徴する「般若経」を手に持ちます。
また、厳格で恐ろしい側面も持っていて、剣を振り上げた姿には、近づき難いイメージを持っています。