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アフリカの「籠」・アジアの「籠」 について

アフリカの「籠」・アジアの「籠」については、さまざまな種類やデザインがあり、昔から世界中で「かご」は使われています。
そして、地域によって使われ方や素材が違ってきます。 また、かごは伝統的な技術や文化を表現する手段でもあります。

  

アフリカの「かご」

たとえば、ガーナではエレファントグラスという草を編んでカラフルな丸かごを作ります。 ナイジェリアではラフィアという椰子の葉を使ってバスケットやバッグを作ります。 これらのかごは、地元の人々の生活に密着したもので、農業や買い物、酒造りなどに使われます。
農耕文化の西アフリカでは、穀物を運んだり篩いに掛けたりする為のかごが見られます。ほとんどの地域でかごを頭に乗せて運ぶので取っ手が無く、バランスがとり易いように上の方が少し広くなっているのが特徴です。 素材は、サバンナに自生するイネ科の草や、ウチワヤシ・ドゥムヤシなどのヤシ科の樹の葉が用いられています。

   

アジアの「かご」

アジアでも、かごは多様な形や用途で作られています。 たとえば、日本では竹や籐を使ってかごを編みます。 かごは食器や花器として使われるほか、茶道や華道などの伝統芸術にも欠かせません。 また、かごは日本の神話や民話にも登場し、神聖なものや不思議なものとして扱われます。
ベトナムでは、竹や藁を使って円錐形の笠や籠を作ります。 これらは農作業や漁業に欠かせないもので、日差しや雨から身を守る役割があります。 また、笠や籠はベトナムの国民的なシンボルとしても知られています。

以上のように、アフリカやアジアでは、かごは単なる入れ物ではなく、人々の暮らしや文化を反映する素晴らしい工芸品です。 世界中で作られたかごの機能や美しさ、そしてかごのある生活の楽しさを感じてみてください。